ものづくりに対する基本方針
大成工業は、製品精度が性能や安全性に直結するブレーキ加工部品において、設計意図を正確に反映することを重視しています。
わずかな寸法誤差や表面状態の違いにも対応できる加工技術と工程管理により、要求仕様に確実に応える品質を提供しています。
マスタシリンダに求められる
精密加工技術
マスタシリンダは、ブレーキ制動力を生み出す重要保安部品であり、内径寸法や面粗度などのわずかな違いが製品性能や安全性を左右します。
そのため、加工精度だけでなく、工程管理や検査体制を含めた一貫した品質管理が求められます。
大成工業では、豊富な実績の中で蓄積してきた加工技術と品質管理ノウハウを活かし、今後もこうした要求に真摯に応えていきます。

海外製品との違い
– 大成工業が提供できる価値 –
大成工業の精密加工技術は、マスタシリンダ加工で培った「寸法精度」「内径品質(面粗度・形状)」「工程の再現性」を基盤としており、同様に高い精度と信頼性が求められる各種精密部品にも展開しています。
油圧・空圧部品をはじめ、機能部の内径加工、摺動部やシール部など、わずかな誤差が性能に影響する加工領域においても、設計意図を正確に反映したものづくりを行います。
また、旋盤加工・ガンドリル加工・マシニング加工・ホーニング仕上げといった複数工程を一貫して対応できる体制により、試作から量産まで、用途や仕様に応じた最適な工程設計をご提案します。
小ロット・仕様変更への柔軟な対応、加工条件の標準化、測定データに基づく品質保証を通じて、お客様の製品開発と安定生産を技術面から支えます。

加工工程の特長
旋盤加工
専用治具による高精度クランプ
NC旋盤による外径加工・端面加工・穴加工を行います。製品形状に応じて専用治具を設計・製作し、安定したクランプと高精度加工を実現しています。

内径荒加工
ガンドリルによる下加工
ガンドリル専用機による内径荒加工を実施。後工程を見据えた加工条件管理と治具設計により、安定した内径精度を確保します。

マシニング加工
多工程を一貫して対応
マシニングセンタを用い、外形加工や溝加工、穴加工などを行います。加工内容に応じた専用刃具を設計し、効率的かつ安定した加工体制を構築しています。

内径仕上げ加工(ホーニング)
ホーニングによる鏡面仕上げ
内径の最終仕上げにはホーニング加工を採用。砥石圧、回転数、往復条件を精密に制御し、JIS規格(RZ1.5以下)を満たす高精度な鏡面仕上げを実現しています。

大成工業の技術的特長
高度な精密切削技術
内径加工や面粗度管理に強みを持ち、厳格な寸法管理により高気密性・高耐久性を実現しています。
熟練技術者による加工・品質判断
CNC旋盤やマシニングセンタによる自動化加工と、熟練技術者の目と感覚を融合。機械加工と手仕上げを組み合わせ、安定した高品質生産を行っています。
トレーサビリティと品質管理体制
重要保安部品として、材料入荷から最終検査まで一貫した工程管理を徹底。三次元測定機や粗さ計を活用した検査体制により、高い信頼性を確保しています。
技術継承と技能教育
加工条件設定、刃具選定、段取り、測定技術まで体系的な教育を実施し、次世代への技能継承と継続的な技術向上に取り組んでいます。
対応体制
弊社で加工している製品の一部をご紹介しています。
用途や仕様に応じた変更や小ロット試作にも対応し、開発段階から量産まで、お客様のものづくりを技術面から支えています。
測定機器・検査設備
大成工業では、製品精度と品質を客観的に保証するため、以下の測定機器を用いた検査体制を整えています。
三次元測定機
ミツトヨ CRYSTA-ApexV776
寸法精度や形状精度を高精度に測定し、設計仕様への適合を確認するとともに、安定した品質保証体制を支えています。

形状測定機/粗さ測定機
ミツトヨ FTA-S4D3000D
形状測定と表面粗さ測定を一体で行い、内径形状や面粗度を数値で管理し、加工品質の安定化に活用しています。

真円度・円筒度形状測定機
ミツトヨ RA-2200AS
真円度・円筒度などの回転体形状を高精度に測定し、幾何公差を数値で管理することで、精密部品の品質向上に貢献しています。

私たちの品質基準
「重要保安部品を扱う責任」――それが大成工業の品質基準です。
確かな技術と真摯な姿勢をもって、精度・品質・信頼を第一に、社会の安全を支える製品を提供し続けます。